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【外壁塗装の保証】「10年保証」で確認したいこと|対象外になりやすいケースと保証内容の見方

両手で大切に包み込まれた家のシルエット

外壁塗装の契約において、多くの業者が提示する「10年保証」
高額な費用を払う側としては、この言葉があるだけで「何かあっても10年間は対応してもらえる」と受け取ってしまいがちです。

しかし、実際に塗装から数年後に剥がれやひび割れが見つかり、保証を使おうとした際に「それは対象外です」「保証期間内ですが有償になります」と断られる、こうした行き違いが起きることもあります。

なぜ、保証があるのに守られないケースがあるのか?
そして、もし工事をした業者が倒産してしまったら、その保証書はどうなるのか?

「塗って終わり」にさせないために、契約前に必ずチェックしておくべき保証の「真実」と、本当に価値のある保証の見極め方を徹底解説します。

 

1⃣「全額無償」とは限らない?保証の対象範囲を確認

契約書類と朱肉と家の模型

「10年保証」と聞くと、10年以内に起きたトラブルは何でも直してくれると思いがちですが、実際には非常に細かい「条件」が設定されています。これを正しく理解していないと、いざという時に大きな自己負担が発生してしまいます。

1. 保証の対象は「塗膜の剥がれ」が基本

塗装工事の保証は、塗膜の剥がれや膨れなど施工不良に関わる範囲が中心になることが多く、色あせや汚れなどは対象外とされる場合があります。

対象になる例: 塗装して2〜3年でペリペリと広範囲に剥がれてきた(施工不良の疑い)。
対象外になる例: 経年劣化による自然な色あせ、チョーキング(触ると白粉がつく現象)、汚れの付着など。

 

2. 「免責事項」という名の落とし穴

保証書には必ず「免責事項(保証できないケース)」が記載されています。
以下の場合は、たとえ10年以内でも保証は適用されません。

  • 自然災害: 地震によるひび割れ、台風による飛来物の傷、大雪による破損などは火災保険の範囲であり、施工保証の対象外です。
  • 構造上の問題: 建物の歪みや地盤沈下によって生じた外壁の亀裂(クラック)は、塗装のせいではないと判断されます。
  • 施主の過失: 自分で壁に物をぶつけた、高圧洗浄機で強く洗いすぎて剥がれた場合などは対象外です。

 

塗装保証の「対象」と「対象外」比較表

比較項目 保証の対象(原則無償) 保証の対象外(原則有償)
状態 施工ミスによる「明らかな剥がれ」や「膨れ」 自然な経年変化である「色あせ」「チョーキング」「汚れ」
原因 洗浄不足、下地処理(ケレン)不足、乾燥時間の無視など。 地震、台風(飛来物)、地盤沈下による構造的な欠陥やひび割れ。
部位 外壁の平滑な面(サイディングやモルタル面など)。 木部、鉄部(付帯部)※素材の性質上、保証対象外となるケースが多い。

※木部や鉄部は外壁より保証期間が短く設定されることがあります。契約前に部位ごとの保証期間を確認しておくと安心です。

 

3. 「製品保証」と「自社保証」の違い

ここが最も重要なポイントです。

  • 製品保証塗料メーカーが「塗料そのものの品質」を保証するもの。施工ミスは保証されません。
  • 自社保証塗装業者が「自分たちの工事品質」を保証するもの。「メーカー保証があるから安心」と言われても、実際に剥がれた原因が「職人の塗り方」であれば、メーカーは責任を取ってくれません。
🍀最後にひとつ
契約前に「保証書の見本」を必ず見せてもらいましょう。特に「何が起きたら対象外になるか」の項目を重点的にチェックすることが、数年後のトラブルを防ぐために、事前に確認しておきたい大切なポイントです。

 

2⃣ 自社保証だけでは、業者の倒産や廃業時に対応先がなくなるおそれがあります

「RISK」のプレートを掲げる作業服姿の男性

「うちは10年保証を出しますから安心してください!」という業者の言葉。一見心強いですが、その保証はあくまで「その会社が存続していること」が大前提です。塗装業界において、最も深刻な保証トラブルは「業者の倒産」です。

1. 自社保証の限界

多くの地元の塗装店やリフォーム会社が発行しているのは「自社保証書」です。

仕組み: 工事をした会社が、自社の責任で不具合を直すという約束。
リスク: 万が一、その会社が倒産したり、廃業したりした場合、保証の責任を負う主体が消滅します。残された保証書は、法的な効力を持たない「ただの紙」になってしまうのです。

 

2. 塗装業界の「倒産・廃業」率

長期保証を検討する際は、保証期間の長さだけでなく、会社の継続性や実績も確認しておくと安心です。

  • 設立数年での撤退: 安売りを武器に集客し、数年後にアフターフォローの負担に耐えきれず倒産するケースが少なくありません。
  • 保証期間と会社の寿命: 「10年保証」を謳っていても、その会社が設立から3年しか経っていない場合、10年後まで存続している保証はどこにもありません。

 

業者が倒産した際の影響比較

比較状況 自社保証のみの場合 第三者保証(瑕疵保険等)がある場合
会社の存続リスク 【倒産したら終了】 保証書はただの紙切れになり、一切の責任を問えなくなります。 【倒産しても継続】 会社がなくなっても、保証期間内であれば権利が保護されます。
不具合の連絡先 連絡が取れなくなる、または「対応不可」と逃げられるリスクがあります。 【保証団体が窓口】 専門の団体が窓口となり、中立な立場で再補修の手配を行います。
修繕費用の負担 全額自己負担(実費)になり、数百万円の再工事費が発生する恐れがあります。 【保険金が出る】 保証団体から修繕費用の大半が支払われ、家計へのダメージを最小限に抑えられます。

 

3. 「保証期間の長さ」だけで選ぶ危うさ

「15年保証」「20年保証」と、相場よりも極端に長い期間を提示する業者には注意が必要です。

  • 囲い込み戦略: 長い保証を餌に契約を取り、実際には数年で連絡が取れなくなる「逃げ得」を狙う悪質な業者も存在します。
  • 現実的な期間: 保証期間は塗料や工事内容、業者の保証方針によって異なるため、期間の長さだけでなく保証内容もあわせて確認することが大切です。
🍀最後にひとつ
「10年保証」という言葉に安心する前に、その会社の**「創業年数」と「施工実績」**を確認してください。長く地域に根付いている会社ほど、逃げられない責任感を持って仕事をしており、倒産リスクも相対的に低いと言えます。

 

3⃣ 【最強の守り】倒産リスクを回避する「リフォーム瑕疵保険」の仕組み

青空と手のひらの上に浮かぶ笑顔のハート

業者の自社保証だけでは不安……という方にとって、業者の自社保証に加えて、第三者の仕組みとして確認しやすいのが「リフォーム瑕疵保険」です。これは、万が一の施工不良や業者の倒産に備えて、第三者機関が保証をバックアップする制度です。

1. 第三者による「ダブルチェック」体制

この保険に加入するには、業者が保険法人に登録されている必要があります。

  • 工事中の検査: 保険に加入すると、建築士などの専門検査員(インスペクター)が現場をチェックに来ます。
  • 手抜き工事の抑止: プロの目が入るため、職人も緊張感を持って作業に当たり、結果として施工品質が向上します。

 

2. 業者が倒産しても「修繕費用」が出る

これが最大のメリットです。もし塗装工事から数年後に不具合が見つかり、その時に業者が倒産していたとしても、保険法人から直接あなたに修繕費用(保険金)が支払われます。

  • 支払い対象: 補修費用等の支払い対象や割合は保険商品によって条件があり、JIOのリフォームかし保険では、事業者への支払いは縮小てん補割合80%、倒産等で発注者に直接支払う場合は縮小てん補割合なし・免責10万円という仕組みになっています。
  • 安心感: 「保証書が紙屑になる」というリスクを、物理的に回避できる唯一の方法です。

 

自社保証 vs リフォーム瑕疵保険

比較項目 自社保証 リフォーム瑕疵(かし)保険
保証の主体 工事を行った塗装業者本人。 国が指定した第三者(住宅瑕疵担保責任保険法人)
倒産時の対応 【保証消滅】 会社がなくなれば、修繕を求める相手がいなくなります。 【保険金で修繕】 業者が倒産していても、保険法人から直接修繕費用が支払われます。
工事の検査 自社検査のみ。身内のチェックなので甘くなるリスクがあります。 【建築士等の専門検査員】 が現場を訪れ、客観的な視点で厳しく仕上がりをチェックします。
安心度 業者の良心と経営状態に100%依存します。 【極めて高い】 法的・経済的な裏付けがあるため、二重の安心が得られます。

 

3. 保険加入には「数万円」の費用がかかる

瑕疵保険は公的な制度ですが、加入には保険料(数万円程度)が必要です。

  • 誰が払うか: 業者側がサービスで負担する場合もあれば、施主がオプションとして支払う場合もあります。
  • 価値の判断:数万円の負担で、第三者のバックアップが付く点に安心感を持てる場合があります。
🍀最後にひとつ
優良な業者は、自社の腕に自信があるからこそ、積極的に「瑕疵保険への加入」を提案します。逆に、瑕疵保険の利用可否や検査体制について説明が曖昧な場合は、理由を丁寧に確認しておくと安心です。

 

4⃣ 【部位別の罠】外壁は10年でも「雨樋・鉄部」は3年?保証期間の格差

木目い軒天と設置された雨樋

見積書の表紙に大きく「10年保証」と書かれていても、実はその保証が「家全体」に適用されるわけではありません。外壁塗装の工事には、外壁面以外にも多くの「付帯部(ふたいぶ)」が含まれており、部位や素材によって、保証期間や保証対象が異なることがあります。

1. 付帯部は「劣化が早い」ため、保証も短い

雨樋(あまどい)や軒天(のきてん)、そして鉄製の水切りなどは、外壁材(サイディングやモルタル)とは素材が全く異なります。

  • 鉄部(てつぶ): 常に雨風にさらされる鉄部は、どれだけ高級な塗料を塗っても、外壁より先にサビや剥がれが発生しやすい部位です。
  • 木部(もくぶ): 呼吸をする木材は塗膜が密着しにくく、最も剥がれやすい箇所の一つです。

結果: 外壁が10年保証でも、これらの付帯部は「1年〜3年」に設定されていることがほとんどです。

 

2. 部位別の「一般的」な保証期間の目安

契約前に必ず確認すべき、部位ごとの保証期間の相場をまとめました。

部位 主な素材 保証期間の目安 注意点(保証の境界線)
外壁 サイディング・モルタル 5年〜10年 原則として「塗膜の著しい剥離」が対象。色あせや汚れは含まれません。
屋根 スレート・金属 2年〜5年 直射日光や熱による劣化が激しいため、外壁よりも短く設定されるのが一般的です。
鉄部 水切り・シャッター等 1年〜2年 内部からのサビの再発は、素材の性質上「保証外」とされるケースが多いため確認必須です。
木部 破風板・軒天等 1年〜2年 湿気による伸縮が激しく、家全体で最も塗装が剥がれやすい部位。長期保証は困難です。
雨樋 塩化ビニール 1年〜3年 塗装の剥がれは対象ですが、経年劣化による歪みや破損は対象外となります。

※部位ごとに保証年数の違いが出ることがあります。契約前には、外壁・屋根・鉄部・木部・雨樋などの各部位ごとに保証内容を確認しましょう。

 

3. 「一式10年」を謳う業者のリスク

もし、一律の長期保証を提示された場合は、対象範囲や条件まで確認しておくと安心です。

  • 根拠の欠如: 素材の寿命を無視した保証は、単に契約を取るための「口約束」である可能性が高いです。
  • 条件の確認: 実際には「外壁以外は免責(対象外)」という一文が、保証書の裏側に小さく書かれているかもしれません。
🍀最後にひとつ
誠実な業者は、部位ごとに「なぜこの期間なのか」を論理的に説明してくれます。「外壁は10年ですが、雨樋は素材の性質上3年になります」とはっきり伝えてくれる業者こそ、現実的なアフターフォローを考えている信頼できるパートナーです。

 

5⃣ 【定期点検の有無】「呼んでも来ない」を防ぐ、アフターフォローの実態

お札の上に並んだ「メンテナンス」の文字と家のオブジェ

「10年保証」という紙をもらっても、不具合が出てから連絡するのでは遅すぎることがあります。アフターフォローの厚さは、定期点検の有無や内容を確認すると判断しやすくなります。

1. 「連絡待ち」の業者が多い現実

業者によっては、施主からの連絡をきっかけに対応する形を取っている場合もあります。

● リスク:
外壁の高い場所や屋根のひび割れは、素人の目には分かりません。「気づいた時には手遅れ」で、家の中に雨漏りが始まっていた……というケースも珍しくありません。

● 業者の本音:
定期点検は人件費がかかり、利益を圧迫するため、あえて明確なスケジュールを組まない業者が多いのです。

 

2. 「定期点検」がスケジュール化されているか

優良な業者は、契約時に「○年目、○年目に点検に伺います」とはがきやメールで通知する仕組みを持っています。

理想的なスケジュール: 塗装後「1年・3年・5年・10年」といった節目での無料点検です。

早期発見のメリット: 塗装の浮きや剥がれを小さなうちに発見できれば、補修も簡単で済み、家の寿命を確実に延ばせます。

 

アフターフォローの「質」チェックリスト

チェック項目 避けるべき業者の特徴 信頼できる業者の特徴
点検時期 「何かあれば呼んでください」と、施主任せの口約束のみ。 【定期点検の明文化】 1・3・5・10年など、具体的な実施時期が契約書に明記されている。
点検方法 地上から目視でさらっと見るだけ。屋根や高所の異常を見逃すリスク。 【精密診断】 ドローンや高所カメラ、打診棒を使用し、見えない箇所の浮きや劣化を確実に捉える。
報告書 口頭で「大丈夫です」のみ。「何を根拠に大丈夫なのか」が不明。 【写真付き報告書】 全体の状況を写真で記録し、補修の要否を客観的データとして提出してくれる。
対応の速さ 連絡しても「今忙しいから」と後回し。小さな剥がれが深刻化する恐れ。 【即応体制】 担当者がすぐに状況確認に訪れ、軽微なうちに処置を行うフットワークがある。

 

3. 「自社施工」と「下請け丸投げ」の差

ここでも施工体制が保証に影響します。

下請け丸投げ: 工事をした職人と、保証を出す会社が別のため、トラブル時に「誰の責任か」で揉めやすく、対応が遅れがちです。

自社施工: 自分たちの仕事に責任を持っているため、不具合があればプライドにかけて迅速に直しに来てくれる傾向があります。

🍀最後にひとつ
契約のハンコを押す前に、「点検の案内はどのようにもらえますか?」「点検の結果は書面でいただけますか?」と質問してみてください。この質問への回答が曖昧な業者は、アフターフォローに力を入れていない可能性が高いと言えます。

 

6⃣ まとめ:10年後も「この色で良かった」と思える最終チェックリスト

外壁塗装の「10年保証」は、内容を正しく理解してこそ価値を発揮します。契約前に以下の3点を必ず確認しましょう。

  • 保証の「範囲」を知る: 「塗膜の剥がれ」以外は対象外になるケースが多いです。付帯部の保証期間が短いことも理解しておきましょう。
  • 「リフォーム瑕疵保険」の活用: 業者の倒産リスクに備え、第三者機関のバックアップがあるか確認してください。
  • 「定期点検」の有無: 1年、3年、5年など、業者側から点検に来てくれるスケジュールが明記されているかチェックしましょう。

結論
保証書は「万が一」の際のお守りですが、最も重要なのは「保証を使わずに済む確実な施工」です。保証内容が明確で、点検体制まで説明してくれる業者は、施工後の対応まで含めて確認しやすい傾向があります。数字の長さだけでなく、その「中身」と「誠実さ」で業者を選んでください。

 

ペイントホームズ青森店では、
青森市.十和田,五所川原市,つがる市,上北郡,西津軽郡,中津軽郡,東津軽郡,南津軽郡,北津軽郡にて、
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